女傳の蒲鉾は、地元富山で生まれ、地元富山で育まれてきました。
奢らず、逸らず、ただ黙々と、
何代にも渡ってご贔屓くださるお客様のため、
富山伝統の蒲鉾づくりをつづけています。
守っているのは「鄙の心」、
鄙とは「ひなびた」田舎を意味する言葉で、
都の「雅（みやび）」と対をなします。
すなわち私たちは、地元の人や自然とのふれあいを
何よりも大切なものだと考えています。
お客様の数を誇るのではなく、
少人数でもいい、本物の富山の蒲鉾を
こよなく愛してくださるお客様を大切にしていきたいのです。
貴方様が大切な方へ御贈答なさる時にも誠心誠意お尽しします。
どうぞ、これを機会に、末長いご贔屓を賜りますよう
心よりお願い申し上げます。

六代目　女傳当主　敬白